インテリアコーディネーター1次試験を独学で進めるための勉強方法とは?
2017/01/21
「お金をかけずにインテリアコーディネーターの資格を取りたい!」と思っていらっしゃる方は多いです。スクールに通ったり、通信講座を利用したりせずに試験に合格できるといいですよね。
インテリアコーディネーター試験は1次と2次があり、
- 1次試験:マークシート式
- 2次試験:論文、製図
となっています。
建築やインテリアを学んだこともなく、インテリア業界で働いているわけでもない人にとっては、1次も2次もそれなりに難関です。ですが、独学でもやってやれないことはありません。
独学の場合、モチベーションの維持が難しかったり効率が悪かったりしますが、強い意思で1発合格を目指しましょう☆独学でやったばかりに2年かかった、3年かかった……なんてことになったら、受験料や時間が結局無駄になります。そんな事態だけは絶対に避けましょう。
★もちろん独学といっても、テキストや参考書がなければ勉強のしようがありません。まずは必要な書籍をひと通り揃えてくださいね。
⇒インテリアコーディネーター1次試験に役立つ本(テキスト)・参考書
★教材は1冊1冊が意外と高額です。通信講座を受講した方が割安感もありますし効率的だと思います。検討される方はこちらもどうぞ。
⇒失敗しない!インテリアコーディネーター通信講座の選び方&おすすめ講座
インテリアコーディネーター1次試験に合格するための5つのステップ
インテリコーディネーター1次試験の勉強法を5つのステップにわけて説明します。
- ステップ1 教科書を一通り読みインプットする
- ステップ2~4 7年分の過去問を3回繰り返す
- ステップ5 語呂合わせで用語を覚えながら最終チェック
1次試験合格のポイントはとにかく”暗記”することです。専門用語や人の名前、サイズなど、覚えづらい個所もたくさんありますが、インプットとアウトプットを繰り返しながら、必要な項目を徹底的に記憶していきましょう。
ステップ1 教科書をひと通り読みインプットする
インテリアコーディネーター1次試験合格教本 第10版 上巻
まずはどんなことが出題されるのかを把握するために、教科書をひと通り読み終えます。
<具体的なやり方>
章ごとに「教科書を読む→ミニテストをやる」を繰り返します。
1次試験の出題範囲は9つの章で構成されています。
1. インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること
2. インテリアコーディネーターの仕事に関すること
3. インテリアの歴史に関すること
4. インテリアコーディネーションの計画に関すること
5. インテリアエレメント・関連エレメントに関すること
6. インテリアの構造・構法と仕上げに関すること
7. 環境と設備に関すること
8. インテリアコーディネーションの表現に関すること
9. インテリア関連の法規、規格、制度に関すること
それぞれの項目について、教科書の太字、赤字部分を覚えるつもりで教科書を読んでくださいね。
ひとつの章を読み終えたら、テキストの各章の最後にミニテストがついていますので、それを解きましょう。たぶん、100点はとれないはずです。自分が間違えた問題は教科書の該当箇所に戻って、次は間違えないぞ!と思いながら用語などをしっかり覚えていきます。
暗記に役立つ道具
⇒インテリアコーディネーター試験対策!暗記に役立つおすすめツール
ステップ2 過去問7年分を解く(過去問トライ1回目)
インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究2016 上巻 (徹底研究シリーズ)
ひと通り教科書を読み終えたら、早速過去問に取りかかります。
2-1 過去問を解いてアウトプット
過去7年分の過去問を解きます。
なぜ過去7年分かというと、分量的にちょうどいいからです。もちろん、8年以上前の過去問にトライしてもよいですが、古過ぎる問題は現在の出題傾向に沿っていない可能性がありますのでご注意くださいね。
解答は別の紙(ノート)に書きます。
問題集は繰り返し使いますので、解答を書き込まないようにしましょう。解答は別の紙(ノート)に書きます。1回目のトライで自分がどのような解答をしたのか残しておきます。
答え合わせをします。
答え合わせをすると、あまりにたくさん間違えているので落ち込みます。初めはそれでOKです。間違えたところは後でわかるように問題番号の近くに「×」印をつけておきましょう。
2-2 間違えた問題をインプット
間違えたところは教科書できちんと確認します。マーカーを引くなりしてしっかり覚えましょう。
ワンポイントアドバイス
過去問集を効率よく使うために、わたしは解答を冊子から切り離してバインダーに綴じていました。問題と解答がひとつの冊子に綴じてあると、前後にページをめくりながら答え合わせをしなくちゃいけないのでとっても手間なんですよね。
その手間を解消するために、バインダーを買い、冊子から切り離した解答に穴をあけて綴じます。それだけですが、答え合わせがずいぶん楽になりました。
皆さんも試してみてくださいね!
↓このシリーズ使いやすいですよ(他のサイズ・カラーもあります)。
ステップ3 間違えてしまった問題を解く(過去問トライ2回目)
3-1 間違えてしまった問題を解いてアウトプット
1回目で間違ってしまった問題だけを解いていきます(問題番号の横に「×」印をつけておいた人はすぐにピックアップできると思います)。1回目と同様に、問題集には書き込まず別の紙やノートに自分の解答を書きます。あとで見返すことができるよう捨てないでくださいね。
3-2 間違えた問題をインプット
覚えたはずなのに……、再び間違える問題があるんですよね。残念ながら。答え合わせをして、間違えたところは問題番号の横にしっかり「×」印をつけておきましょう。「×」が2つ並ぶ問題も出てきますよね。
2回目もまた間違えたところを教科書で振り返りながら復習します。
ステップ4 間違えてしまった問題を解く(過去問トライ3回目)
ここまで来ればあと一息です。過去問を解くことに飽きてきますが、一発合格を目指して頑張りましょう。
4-1 間違えてしまった問題を解いてアウトプット
2回目で間違えてしまった問題を解きます。
4-2 間違えた問題をインプット
答え合わせをします。ここでも間違ってしまった問題があれば、自分の弱点が分かるはずです。弱点部分を教科書で振り返りしっかり記憶しましょう。
ステップ5 語呂合わせで用語を覚えながら最終チェック
「どうしても暗記できない!」という用語や数字が出てきます。そんなときにおすすめなのが「インテリアコーディネーター受験スーパー記憶術(出版社:彰国社)」です。
インテリアコーディネーター試験に出てくる用語を語呂合わせで覚えることができます。ちょっと古い本なのですが、現在でも十分に使えるので、暗記が苦手……という方は1冊持っていても損はないと思います。
わたしはこの本を試験直前に使いました。電車の中や空いた時間に開いて、呪文を唱えるようにブツブツ言いながら語呂合わせで用語を覚えました。個人的にはすごく役に立ったのでおすすめです。
学習を進める上での注意点
・教科書の内容をまとめるためのノートを作る必要はありません。脳みそをノートだと思ってインプットしましょう。
・テキストに書かれていない内容については、テキストの余白に書き込んでください。オリジナルのテキストになるくらいに徹底的に使い込みましょう。
・過去問のうち、時事問題はその年にしか出ないので飛ばしてもOKです。
・過去問を解く際、時間を測る必要はありません。まずはじっくり取り組んでみましょう。